大豆と枝豆の違いって?栄養素・味・用途を徹底比較
色や食感が全く違う「大豆」と「枝豆」が、実は同じ作物だと知っていますか?
成熟する前の緑の状態で収穫したものを枝豆、そのまま育てつつづけて完熟し茶色くなってから収穫したものを大豆と呼んでいます。大豆と枝豆は見た目や味、食べ方だけでなく、栄養成分にも違いがあります。
この記事では、大豆と枝豆の栄養素、味、用途、栽培環境などの違いを徹底比較していきます。
1. 大豆と枝豆の違い
冒頭でも触れた通り、大豆と枝豆の違いは収穫するタイミング。
枝豆は熟す前の緑の状態で収穫したもの、大豆は完熟してから収穫したものです。
熟すまで育て続けることにより、色はだんだん茶色く変わっていき、最後に乾燥させることでお馴染みのまんまるの形の「大豆」になります。
2. 大豆と黒豆の栄養成分
大豆は「畑の肉」と呼ばれるほどたんぱく質が豊富で、食物繊維も多く含まれています。また、イソフラボンなどの機能性成分が多いのも特徴です。
比較してみると、たんぱく質や食物繊維は大豆のほうが多いことがわかります。
枝豆は未成熟の状態で収穫されるため、葉酸やビタミンCが豊富なことが特徴です。そのため、枝豆は緑黄色野菜に分類されています。
大豆(ゆで100g) | 枝豆(ゆで100g) | |
エネルギー | 163kcal | 118kcal |
たんぱく質 | 14.8g | 11.5g |
炭水化物 | g | g |
ー糖質 | g | g |
ー食物繊維 | 8.5g | 4.6g |
脂質 | 9.8g | 6.1g |
カリウム | 530mg | 490mg |
カルシウム | 79mg | 76mg |
鉄 | 2.2mg | 2.5mg |
葉酸 | 41μg | 260μg |
β‐カロテン | 3μg | 260μg |
ビタミンC | – | 15mg |
データ:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
3. 大豆と枝豆の味の違い
・大豆はクセのないやさしい甘さが特徴で、さまざまな料理に適しています。蒸すとホクホクとしたやわらかい食感が楽しめます。
・枝豆は塩ゆでにするとおいしさが引き立ちます。少し硬めに茹でるとコリコリとした食感をおいしく召し上がれます。
4. 大豆と枝豆の用途の違い
大豆は乾燥させて長期保存できるというメリットがあり、大豆そのものを食べる他にも、様々な食品に加工されています。
枝豆は主に塩ゆでにして食べることが多く、加工用途は大豆ほど広くはなく、菓子などが中心です。
大豆 | 枝豆 | |
加工 | 豆腐、味噌、納豆、醤油、きな粉、豆乳、菓子 など | 菓子など |
料理 | 煮豆、炒め物、煮物、スープ、サラダ など | 塩ゆで、炒め物、サラダ、おにぎりの具 など |
おつまみ | 炒り大豆、蒸し大豆 | 塩ゆで |
5. おすすめの調理法
大豆
大豆をおいしく&栄養たっぷりで食べるなら、蒸して食べるのがおすすめ。蒸すことで、大豆本来の旨味と栄養成分が流れ出すのを最小限に抑えられます。
蒸し大豆を1粒食べてみると、栗のような甘さとホクホク感にびっくり!
そのままおやつやおつまみとして食べるのはもちろん、シンプルな味なので色々な料理に使いやすいのがポイントです。
乾燥した大豆を一晩水に浸けておき、いちから自分で蒸すのは大変です。
マルヤナギの「蒸し大豆」なら、もう柔らかく蒸してあるので袋を開けて使うだけ。封を切る数秒だけの手間でおいしく栄養豊富な大豆が食べられます。
【 蒸し大豆の商品情報 】
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枝豆
おススメはやっぱり塩ゆで。
枝豆は鮮度が大切です。収穫直後が最もおいしく、時間経過と共に甘みや風味が失われていくので、できるだけ早く茹でるのがポイント。
サヤの両端を切り落として塩をもみ込んでからゆでると、塩味が染み込みやすく、よりおいしく食べられます。
茹でた後に冷水にさらすと水っぽくなってしまうので、そのまま食べて下さいね。
6. まとめ
・ 大豆と枝豆は収穫時期が異なるが、もとは同じ植物である。
・ 食物繊維やたんぱく質は大豆の方が多く、ビタミン類は枝豆が多い
・ 大豆は様々な加工品にされ、枝豆はゆでておつまみにすることが多い
それぞれの特性を活かし、健康的な食生活にうまく取り入れてみてくださいね!
使いたいときにすぐ使える!が嬉しい市販の蒸し大豆は、スーパー、量販店の煮豆・佃煮売場の近くに置かれていることが多いので、チェックしてみてくださいね。
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