米の価格高騰には「もち麦」がおすすめ。米より安くて食物繊維も摂れる!
お米の高値が続いているなか、少しでも日々の食費を抑えられないかと工夫している方も多いはず。
この記事では米ともち麦の1食あたりの価格比較、そして栄養成分の違いについて詳しくお伝えしていきます。
毎日食べるものだから、おいしさにもこだわりたいという方も必見。食味の良さも兼ね備えた「キラリモチ」という品種のもち麦の特徴もまとめています。

![]()
1.コメの価格高騰に伴い、もち麦が人気に
まだまだ続く米の高値に、もち麦が再注目されています。
2025年11月に農林水産省が発表した米の平均販売価格は5kgで4,235円と、2024年から始まった価格高騰は現在も継続中です。備蓄米や新米が出始めても元の価格に戻ることはなく、高値がいつ落ち着くのか見通しがつかない状況です。

米の価格高騰で膨らむ日々の食費を少しでも抑えたいと考えたとき、注目を浴びているのがもち麦です。もち麦は節約になるだけでなく、水溶性食物繊維を多く含み、日々の食事で積極的に摂りたい食材です。
マルヤナギのもち麦は米の価価が上昇しはじめた2024年8月から出荷数が増えていて、2025年7月には、2022年8月と比べて約7倍もの出荷実績に。このことからも、もち麦の人気が上がってきていることがわかります。
2.もち麦ごはんは白米より安い
米の平均販売価格は前述の通り5kg 4,235円、もち麦は5kg 3,780円程と、両者を比較するともち麦のほうが価格が安いことがわかります。
お米は水を吸うと元の1.2~1.3倍の量に膨らみますが、もち麦はお米より水を多く吸うため1.6~1.7倍まで膨らみます。元の量が同じでも、もち麦のほうがより水を吸って量が増えるためさらに経済的です。

1膳分(150g)で比較した場合、白米だけのごはんは約57.8円、もち麦を3割混ぜたごはんは約52.4円で、3割もち麦ごはんのほうが1膳あたり約5.4円安くなります。
| 白米だけのごはん | 3割もち麦ごはん |
|---|---|
| 約57.8円 | 約52.4円 |
3割もち麦ごはんを毎日3食食べると、白米だけのごはんを食べたときに比較して1ヶ月あたり約486円の節約になることから、もち麦は米の価格高騰に伴って高まっている消費者の節約志向に沿う食材として注目を浴びるようになりました。
3. もち麦は食物繊維が豊富
食の多様化などで豆類や海藻類、根菜類の摂取量が減り、日本人は平均して1日約3gの食物繊維が足りていません。

(データ:令和5年国民健康・栄養調査 日本人の食事摂取基準2025)
1膳(150g)の食物繊維含有量を比較すると、白米は2.3gに対し、3割もち麦ごはんは4.2gです。もち麦ごはんを2食食べると、1日の食物繊維の不足を補うことができます。
| 白米だけのごはん | 3割もち麦ごはん |
|---|---|
| 2.3g | 4.2g |
食物繊維は人の消化酵素では消化できないので、からだを作ったり、からだを動かすエネルギーとなることはありませんが、からだにとって大切な働きをします。
水に溶けるとゲル状になり、腸の中をゆっくりと移動するので、食べたものの消化と吸収をゆっくりにしてくれます。大腸にいる善玉菌のエサとなります。
<不溶性食物繊維>
体内で水分を吸収して膨らみ、便のかさましをしながら、体の外に出ていきます。水溶性食物繊維を腸の奥まで運ぶ役割もあります。
4. 国産もち麦「キラリモチ」はおいしく食べやすい
麦ごはんは独特の麦の臭いが強くするのでおいしくない、炊飯すると茶色くなり見た目が悪いなど、昔の「麦ごはん」のイメージから、ネガティブな印象を持っている方もいます。
もち麦の品種のひとつである「キラリモチ」は、一般的なもち麦に含まれ、炊飯後に茶色くなる原因となる「プロアントシアニジン」をほとんど含まないという特徴を持っているため、炊飯したり蒸したりしても、茶色く変色せず、きれいな薄黄色を保ちます。
そのため、お米に混ぜても違和感のない美しい見た目に炊きあがります。

また、「キラリモチ」は麦独特のにおい・風味が少なく、味も白米のようにほんのり甘みがあり、お米に混ぜても、炊きたてごはんのおいしさを損ないません。
マルヤナギがおこなったもち麦ごはんと蒸し大豆を使ったおにぎりの食味のアンケート(n=1,213)では、99.3%の方がおいしいと評価しました。





























