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2002年 「健康+おいしい蒸し大豆」

新発想で商品化「健康+おいしい蒸し大豆」

大豆が体にいいのは、とてもよく知られていて、その栄養成分は近年ますます見直されています。
マルヤナギでは、大豆をもっとおいしく、いろんな食べ方で親しんでいただける商品づくりを研究していく中で、昔から味噌などに使う蒸した大豆がおいしいという話に辿り着きました。これが蒸し大豆の開発につながったのです。

蒸し処理はとても穏やかな調理法で、材料そのものの持ち味や香りを十分に生かすことができ、水煮に比べて栄養価や旨味を逃がさないので、本当においしくて体にいいものを作ることができたのです。これも発売以来大ヒット商品となり、今ではマルヤナギの主力商品にまで成長しました。

「蒸し大豆」誕生物語

煮豆はその文字のとおり、豆を煮る、まずゆでることが常識でした。
他の野菜も同じですが、ゆでると豆の大切な栄養分がゆで汁に抜け出てしまいます。しかし、「豆の味をそのままに、おいしい煮豆を」という思いとともに、豆の栄養分を逃すことなくおいしい煮豆を作れないかと考えるようになりました。当時の開発者が、日々頭を悩ませていた時、「蒸すという調理法は、栄養分が流れ出ることもなくおいしいまま加熱できる。これを豆に使えば、おいしい煮豆ができるのではないか?」とひらめいたのです。
そこから「豆を蒸す」ことへの挑戦が始まりました。

一見、簡単に思える「蒸す」という技術にも、苦難が待ち構えていました。
豆を蒸すと、ゆでた時とは違って豆の色が悪くなってしまいます。何度も試作を繰り返しましたが、なかなか豆の色の改善はできません。さまざまな原料で試作を行ううち、色のさほど変化しない大豆がでてきたのです。
その理由、そして解決策は、上質の原料にありました。そこから「蒸し大豆」が完成するまでに時間はかかりませんでした。これまでにない蒸し豆のおいしさに、当初考えていた味付きの煮豆ではなく、そのまま食べられる、料理素材としても使えるものとして商品化へ向かいました。また、窒素充填を行うことで、風味の劣化を防ぐことにも成功しました。

商品としての蒸し大豆の味に絶対の自信はあったものの、お客様に「蒸している」豆がどう理解していただけるかは全く未知の問題でした。とにかく、食べてもらわなければそのおいしさはわかりません。そこで、全社を挙げて、さまざまな場所で試食キャンペーンを行い、まず「蒸し大豆」の味を知っていただけるよう努力しました。その甲斐あって人気商品となり、多くのお客様から「おいしい」の声が日々寄せられています。

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