マルヤナギ(株式会社マルヤナギ小倉屋)

ほくほくおいしいさつまいもを作りたい

コンセプトは焼きいものおいしさ

開発本部 岡本一郎
開発本部 岡本

営業担当から、他社商品に「さつまいもの甘露煮」をよく見かけるようになったと言う声が上がり、早々に試食しました。なるほど良くできているが、我々はこれを超える味を作ろうと開発に取組むことになったのです。
何度も試作検討を繰り返しましたが、差別化のポイントが見つからないまま数ヶ月が過ぎました。その中で、さつまいもはやっぱり焼きたての焼きいもが一番おいしいと言うことになりました。そこで「切り方は乱切り、焼きいものようにホックリおいしい甘煮」というコンセプトが決定したのです。

焼くことの難しさを克服して発売へ

さつまいもを焼くところ

皮の部分に栄養が詰まっているので、必ず皮付きにすること、焦げがついてしまうと見た目が悪いので、焦げをつけずにじっくりおいしく焼くこと等、いろいろなクリアすべき課題があげられました。
しかし、いざ焼いてみたところ芋が焼き機にくっついて離れない。
どうしようという頭を抱えた時にひらめいたのが「クッキングシート」を使うこと。上手くはいったものの、今度はコストの問題が浮上してきた。多くの課題がやっと克服できて、いざ発売となりました。

流通のハードルで自信作が仕切り直しに

さつまいもの厳重なチェック
厳重なチェックを行っています

おいしさが最優先と言うことで、宮崎県産のいもを一口サイズにカットして、連続式オーブンで適度に焼いて、低温殺菌要冷商品として、自信満々で発売しました。ところが、思うように売れません。その後の、お客様への聞き取り調査などから、「おいしいけれど値段が高い」「要冷商品を取り扱える店舗が限定される」などがわかってきました。仕切り直しです。国産原料と同じぐらいの品質でおいしい原料を海外でさがし、現地で加工できるようにする。
常温保証できるように高圧殺菌をして、なおかつおいしさを維持するというのがポイントです。 今回のハードルは安定した品質のおいしくて安い海外原料探しでした。

早々に中国のとある地方へ出向き、行き来を繰り返し何とか2年でゼロから工業化への目途が立ちました。焼き機がなかなか調達できなかったり、困難も多かったのですが、とにかく誠意あるのみでした。

順調な改良商品からさらなる飛躍へ

ひとくちサイズのさつまいも

努力した甲斐あって、改良リニューアル商品は、順調な売り上げを示すようになりました。軌道に乗ってきましたので、もっとおいしい芋を現地加工できないかと、「ベニアズマ」(品種名)の現地栽培にチャレンジして、国内産原料と同等の品質が実現できるようにもなりました。
さらに今後は食品添加物未使用で、一層の飛躍を期待しているところです。

ひとくちサイズのさつまいも

さつまいもの開発を通じて改めて感じるのは、お客様が求められる品質とは「おいしい」ことと「安全安心」であること、さらに「適切な価格」であるということです。
これはちょうど、マルヤナギの品質3原則と一致するのですが、ニーズにあった商品開発に今後も邁進していきたいと思っています。

pagetopへ