マルヤナギ(株式会社マルヤナギ小倉屋)

化学調味料を抜いた日

化学調味料の使用は当たり前の時代から

開発本部担当者
開発本部

時代が求める新しい味覚は、お客様の声から始まります。

今でこそ、煮豆に化学調味料が使われていないのはほぼ常識といえるほどなりましたが、20年前まではそうではありませんでした。
マルヤナギは、日本で初めてレトルト煮豆の開発に成功して、体に良い豆を素材とするにふさわしい画期的な煮豆の味の低糖化を実現しました。それからすでに10年以上の月日が経過していたのですが、根本的に佃煮メーカーの発想が残っていたのでしょうか、調味料には何の迷いもなく化学調味料を使っていました。

常に一歩先へと時代の味を切り開いてきたマルヤナギですらそうでしたから、同業の他社も同様でした。

お客様の声を運んでくれたバイヤーさん

いずみ生協のうずら豆

化学調味料を使わない商品作りへ。
そのきっかけを作っていただいたのは、大阪いずみ市民生協の清水さんというバイヤーの方でした。マルヤナギに何度も足を運ばれ熱心にお客様・組合員さんの要望を語られたのです。

すでに取り扱いいただいていた「うずら豆」から化学調味料を抜いて欲しいというものでした。

そこで試作を繰り返した結果、いんげん豆(金時豆やうずら豆など)は、砂糖類や塩のバランスだけで、飽きのこない味ができることがわかりました。まさに、目からうろこでした。

今も続く化学調味料に頼らない味の開発

長年のメーカー発想の固定観念が取り除かれたとき、また新たなマルヤナギの味覚が誕生しました。
処方を変更すると、売上げは大きく伸びだしました。こうなったら味のパイオニアとしての腕の見せ所です。

いんげん豆以外の他の煮豆も化学調味料を抜くことを一気に進めていきました。化学調味料に変わるものとして、かつおや椎茸などの天然エキス類の研究を進め、代替品として使用することで味のバランスを整えてました。ますます味の低糖化が求められている中で、天然エキスからさらに副材そのものが持つ旨味の活用へ、化学調味料に頼らない幅広い角度での味作りが今も続いています。

一連の開発を通して深く考えたことは、やはり「お客様の声に耳を傾けることが何よりも大切である」ということです。常に謙虚に、素直な気持ちで、これからも素晴らしい味覚の創造に邁進していきたいと思っています。

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